【梨】ジベレリン添付作業、真っただ中!
皆さん、こんにちはヽ(^o^)丿
先週末に運動会が行われた地域もあったようですね。今週末も多いのでしょうか。
熱中症にかかる方が増えているようなので、暑さ対策を万全にしましょうね
この時期としては、外での作業が厳しい気候でバテバテになりそうですが、やらなければいけない作業があるわけでして、、、
梨においては摘果作業の終わりを迎えようとしていますが、一方で摘果後の早生ものの梨に行う作業があります。
「ジベレリン添付」です。
手を上げて作業をしているのがお分かりいただけますか?
梨のある個所にペースト状のジベレリンを添付しています。
どこに添付しているのでしょうか?
これがジベレリン添付作業です。
摘果後に残した梨の実軸に、1つずつ添付していきます。
ワニ口(くち)状のブラシが先端についているので実軸を挟み、チューブから薬剤を押しだしてジベレリンを添付します。
こちらが、ジベレリンを添付した後の状態です。
分かりづらいかもしれませんが、実軸にしっかりジベレリンが添付されています。
一つ一つを手作業で行います。
世羅幸水農園では、早生の「新水(しんすい)」と「愛甘水(あいかんすい)」に使用しています。
ジベレリン添付は、収穫を早くできるようにするのと肥大が大きな目的です。
今年は、6月~8月にかけてエルニーニョ現象で暑くなるのでは?!との予報もありますが、梨が天候に負けないようにしっかり育って皆様のお手元に大きくて美味しい梨をお届けできるように、管理・栽培していきます。
それでは~(^.^)/~~~
【梨のジベレリン添付について】
前回にご紹介した葡萄のジベレリン処理と同様に使用できる時期が限られているので、摘果が終了したこの時期に品種を絞って使用しています。このペースト状のジベレリンで使用できる作物は限られており、その中に世羅幸水農園で育てている「日本なし」も含まれています。
葡萄のブログの際にご説明しましたが、世羅幸水農園ではジベレリンについては「農薬登録されている=農薬取締法に基づいて多くの項目(発がん性の試験も含む)で安全性の検証を経ている」との意味をなしていることと、ジベレリンは天然由来で植物に備わっている「植物ホルモン」の一つであることから、使用には万全を期して正しい濃度になるよう充分に注意を払って使用しています。
また、自然界に存在していて半世紀以上の使用実績で弊害がない、国の機関で毒性のない部類に入れられて正しい用法で使用している、添付作業なので周囲の勘急尾に影響を及ぼさないことなど、という観点から使用する果実や品種を見定めて対応しています。
さまざなまご意見があるかと思いますが、上記のことから世羅幸水農園では一部の果物と品種においてジベレリンを使用しています。
■ 葡萄のブログでお話しした、ジベレリンに対する考え方 ■
【葡萄】新梢・ジベレリン処理・摘粒(`・ω・´)
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