【梨】ジョイント仕立ての剪定(・.・)
皆さん、こんにちはヽ(^o^)丿
もう3月になりますねー。晴れ間が続いて気温も上がり、春に近づいている実感がありますね~♪
花粉の飛散も気になり始めますが、過ごしやすい季節に向かっていることを喜びたいですね(#^.^#)
外での作業もずいぶんしやすくなり、作業ピッチも上がっていけそうです。
寒い時期に続けている剪定ですが、今回は「梨のジョイント仕立ての剪定」を紹介します。
以前に説明しましたが、梨のジョイント仕立ては「作業の効率化と収穫開始までの樹齢が短く、収穫量の増加」が見込める、梨の栽培業者にとっては一石三鳥の栽培方法です(^_-)-☆
今までの栽培方法と同じように剪定が必要なのですが、樹の列が整理されて同じような方向に枝が伸長していくので、剪定の作業時間がかなり短縮されます。
V字のように伸びていく2本の主枝から、側枝を一定間隔で剪定していきます。
1.5メートル間隔で植えられたジョイントの樹を順番に流れるように剪定していきます。
V字に延びていく枝の生長を考慮して、ジョイントの列ごとの間隔は4メートルにしていますが、幅があるので作業もしやすいです。
これまでは熟練した経験が必要で、枝の生長ぶりを見極める技量に依存するところが多かったのですが、この栽培方法では経験の浅い初心者でも可能です。
さらに、規模の大きな栽培業者にも向いている栽培方法といわれていて、東京ドーム13個分ほどの栽培面積を誇る世羅幸水農園では「とても有効な栽培方法を導入できた」と思います。
梨の樹も高樹齢化してきており、植え替えで新たな樹を育てていく必要がありますが、これを契機にジョイント仕立てへの転換を図っていければと思います。
現在の栽培面積は「40a」ほどあり、約600本の梨の樹を植えています。
40aはサッカーグラウンドの縦半分程度の大きさで、そこに600本ですから、栽培面積に対する栽培本数は多いです。
また、主幹が短くてもいいので育てる期間が短くて済みます。結果的に、収穫が開始できる樹齢になるまで短くて済むので、農園もとても助かります。
収穫量や採算性が上がる要因がここにもありますね。
あとは、ジョイント仕立ての剪定が機械化できれば言うことないのですが、、、
幸水をはじめ、あきづきやあきあかりなどの品種を植えていて、なし狩り用に開放できるところからジョイント仕立ての導入を進めています。
農園の事務所やビルネ・ラーデンの近くで栽培しているので、歩いていける距離になります。
あと、2~3年でご利用いただけるようになると思いますので、もう少しお待ちくださいねー。
それでは~(^.^)/~~~